多摩川氾濫-1-768x492

 台風19号の通過に伴う猛烈な雨の影響で、東京の多摩川や長野県の千曲川など各地の河川で氾濫・増水

が発生し、土砂災害で孤立する地域が続出した。これまでに共同通信の集計で8人が死亡、12人が行方不

明。心肺停止も2人で、負傷者も多数に上った。人命救助に向けて自治体から陸上自衛隊への災害派遣要請も

相次いだ。

 
長野市では千曲川の堤防が約70メートルにわたって決壊し、大量の水が住宅地に流れ込んだ。国土交通省北

陸地方整備局によると、国の浸水想定区域では水深が5メートルに達する恐れもある。

 
市内の福祉施設など3カ所で高齢者ら計約200人が取り残され、自衛隊などが救助活動を進めた。長野市に

あるJR東日本の車両センターも水没し、北陸新幹線車両10編成が水につかった。

 
長野県上田市でも千曲川の堤防の一部が崩れかかっており、決壊の可能性があるという。

 
川崎市高津区ではマンション1階が浸水し、一室で見つかった60代男性が死亡した。東京湾では停泊中のパ

ナマ船籍の貨物船の自動識別装置(AIS)の信号が消え、沈没が確認された。乗組員は外国籍の12人で、うち

4人が救助された。